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2010年5月25日 (火)

リルダヴァル 片山裕也助手に全休日インタビュー

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24日、ダービー直前のリルダヴァルについて片山裕也調教助手にお話をうかがいました。

「春シーズンに出走したレースは皐月賞以外はダービーにむかって権利をとりたい、賞金を稼ぎたいという考えで使ってきた。もちろん、レースごとに目一杯の力を出したつもりではあるけれど、最終目標はあくまでもダービー。各レースごとに成長をうながしつつ、ある程度余裕を残した状態でダービーにいけるようにしていました。NHKマイル3着はレース直後は(賞金が加算でいなかったから)どうかな、と思ったけれど、結果として調整という面では理想どおりにこれたかな、と思う。

上積みはまだまだありますよ。まだ、栗東へ帰ってきて数ヶ月ですからね。この馬の潜在能力はこんなもんじゃないと思います。春はダービーを目標に調整を進めてきましたが、まだ成長を見込める馬です。調教師も言うように、秋を見据えていますからね。だから、成長の余地はまだまだあります。もちろん、今できることは精一杯やってきているし、ダービーに向けて今できることを目一杯やっていうつもりです。

毎日杯から中2週のローテーションが続いていますが、いい状態を保ちつつ上積みを持たせていくというという作業に人も馬も慣れてきた。それで結果がダメになっているならよくないけれど、NHKマイルのときに結果が伸びているからね。そう考えたら、今やっていることは合っているかな、と思っています。ここ2週も濃い内容の調整をしてきたつもりです。
NHKマイルの疲れはさすがにありました。時計もあれだけ速かったからね。でも、その後に抜くこと(=休ませること)はしっかりやった。いまは元気いいですよ。レースを使ったあとは栗東へ帰ってこなければアカン。レース直後の月曜と火曜はいつもよりはさすがに疲れが出たのかな、と思ったけど。先々週は水曜あたりまでゆっくりさせて。木曜から坂路を乗り始めました。そしたら、金曜なんてテンションが一気に上がってしまうくらい元気は戻ったし、疲れも見える範囲では解消できた。19日先週の水曜での坂路での調教(時計は52.1-37.5-25.3-13.2)ではやりたいことはやれたし、23日はいくらか大きめに乗りたかったけど、そのとおりにできた(CWコースで39.1-12.6)。まぁ、順調にきています。

調教コースを変えている意図は、復帰からダービーまでの期間が短いこともあり工夫しなければならなかったからです。先週坂路で追い切った理由はいくつかあります。いつもは長めの追い切りをかけるのが特徴の厩舎だしその予定でいたけれど、先週の水曜は雨も降っていてCWの馬場もぬかるんでいて悪かった。ずっとレースを含めて強い負荷をかけ続けてきたので、抜く意味(=いつもより負荷を減らす)と時計を出す意味のふたつを兼ね備えたら坂路で追い切るのが一番いいかな、と判断したんです。朝一番の時間でやったのは馬場がグチャグチャになるのが嫌だったから。ポリトラックでやってもよかったけど、オーバーワークになるのは嫌でしたからね。
NHKマイルCのときは単純にウッドコースに戻したかっただけ。栗東はDWがポリトラックに変わった。ポリトラックコースはもちろん長所もたくさんあるけれど、リルダヴァルはずっとウッドチップコースで鍛えていた馬だったからね。(ウッドチップコースとポリトラックコースでは)かかる負荷も違うから、ウッドチップに戻したかった。その希望に調教師が賛成してくれたから、僕のわがままをきいてもらえたんです。結果として、負荷をかけながら距離を乗ることで走法はだいぶ変わったしプラスになっていると思います。

今週の追い切りをどうするかは、まだ決めていないですね。ジョッキーを乗せるかどうかもわからない。テンションをここで戻すのがいいのか、それとも抜きつつ本番まで行くのがいいのか。それは明日(25日火曜日)、調教師と相談して決めます。

ダービーは強い馬もいますが、(出走枠に)入らんことには意味がない、という状況で入ったし、出走するかぎりは勝つつもりで仕上げたい。それはリルダヴァルだけじゃなくてどの陣営もそうだと思います。あと、僕自身もダービーというレースを経験したかった(笑)。

距離が伸びるというのは、かえって楽しみ。1600から2400という普通ではなかななかないローテーションだけれど、実際にこのローテーションで勝っている馬はいるからね。リルダヴァルについてはその前の臨戦過程も含めて厳しいローテーションで来ているけれど、疲れもなく、順調にきているというならば、折り合い自体が鍵…。いや、ジョッキーはここ何戦か乗っていて、折り合いには問題ないと言っているし、距離伸びるのは馬じたいには問題ない。むしろ、落ち着いたレースをすることで終いに賭けれるんかな、と思う。

常識的に客観的に考えたら、毎日杯から中2週で使い続けるというこのローテーションはひじょうに過酷に見えますね。でも、リルダヴァルはすぐに体力を回復させるし、結果は上向いている。凄い馬だと思いますよ。だから、リルダヴァルに関しては中2週というローテーションが全然キツく思えないんです。むしろプラスになっている。
結果として皐月賞もダービーも出れる、というのは運がありますね。NHKマイルC3着で賞金を積めなかった時点でいったんはダービー出走は無理だ、と思っていました。でも、すぐに今年はボーダーが下がって出走できるかも、という噂が出だした。調教師ともども、"(出走枠に)入る可能性を捨てたくない"という気持ちでした。実際、調教師は「希望を捨てるな、調整しろ」と言っていましたからね。調教師が言うことは信じるしかない。だから、入ると信じてこちらはやるしかない。で、入らんかったらその時は泣こう、と思っていました(笑)。
馬も人も、皐月賞、NHKマイルCと、ここ1ヶ月ちょっとでいろんなGIを経験させてもらいましたけど、それ以上の最高のGIといわれる日本ダービーではどんなふうになるんだろう?と楽しみにしています。リルダヴァルはもともとヤンチャだけどそんなにテンションが上がるタイプではないですから、大丈夫だとおもいますよ。」

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